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Amazon.com, Inc.(アマゾン・ドット・コム・インク、/æməzɒn/)は、アメリカ合衆国のワシントン州シアトルに本拠地を置く企業である。主軸はインターネット経由の小売であるが、その他にもクラウドコンピューティングなどを手掛けている。 ウィキペディア
時価総額
227 兆円
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ecboを立ち上げたのが4年前、旅行荷物を預かるecbo cloakを発表したのが2年半前。Amazonの宅配物をecbo加盟店で受け取れるecbo pickupが昨日。着想から3年長かったですが、やっと大きな一歩です。やり続けられたのはパッションしかないです。
なぜecboをつくったのか、最初にecbo cloakから始めたのはなぜか、物流に対しての僕の想いの丈を聞いていただきました。
僕自身、誰かが疲弊しながら成り立つインフラを残り続けるべきだと思わなく、そんなのは持続可能なものではないと思います。理想は、少ない人でもより多くのオペレーションを回せる仕組みをいかにつくれるか。例えば、1人のドライバーが1日100個の荷物を10時間かけて一個ずつ配送するのではなく、いかに1日300個ないし500個をかんたんに2〜3時間でさばける仕組みをつくれるか。そういう発想のもとにecboの荷物プラットフォームはつくられました。
今後でてくる競合に負けないように、そして僕らがラストワンマイルを解決する会社の一つになるように努力し続けます。
追記:ざっくり今の物流をお話しますと、物流荷物はすでに溢れかえっていてコンビニだけだと受けきれない現状にあります。受け取りポイントが圧倒的に足りないのが今の物流課題の一つです。宅配ロッカーもいいですが、設置コストと維持コストもかかることもあり、スケールして拡大してのはまだまだ時間がかかります。置き配も解決策になりますが、これについては割愛します。受け取りポイントを短期的に増やせるオプションが今までなかったのですが、ecbo pickupは加盟店舗がアプリダウンロードするだけですぐにそこが物流のハブになります。すぐに増やせます。
今最も勢いのあるシェアエコ企業ecbo、おめでとうございます!大企業に並んでの提携、勝手に誇らしい。笑
各社が今後の導入目標を50〜100店舗と控えめに話す中、工藤さんだけは「私たちのプラットフォームと掛け合わせれば、100どころでなく数万店舗はいけます」と高らかに宣言していたのが印象的でした。
大きく爪痕を残した工藤さんと、そのサービスのお話。ぜひご一読ください。
物流などのオペレーションでは、キャパシティを少しでも超過すると、加速度的に立ち行かなくなってしまうからです。(ディズニーランドの行列や、高速道路の渋滞が、ある限界点を超えると、あっという間に伸びていくのは、これが理由です。)
このように考えるとき、Amazonが先手を打って、キャパシティの拡大に乗り出したのは非常に戦略的です。そして、ミクロの空きスペースのマッチングを進めてきたecboが、Amazonの戦略に応じたのも、スタートアップの戦略として極めて合理的です。両社ともにバランスシートを使わないため、資本効率も高いモデルです。
物流の構造変化を考えて二手先、三手先を読み続けようとするAmazonとEcboの動きが、ある日気がついたら、大きな地殻変動を起こしていた、というシナリオもあり得ます。容易に解決できる課題でもないことから、UXの改善も含めて、当面、両社の試行錯誤が続いていきそうです。
ecboは、ノリとビジョンで乗り切ってきたフェーズから、利益という結果を生み出せるかという局面に変わってきています。
たくさんのスタートアップが同じ状況に立たされる中、ecboの勝負がどう出るのか、とても興味深いです。
ECの何が便利かというと「家まで届くこと」。だからラストワンマイルが大切だし、ボトルネックにもなっている。これまでもコンビニ受取もあるなかで、コンビニはあくまで自宅冷蔵庫・倉庫の拡張であって家まで届かない。一度家まで届く便利さを知ってしまうと、値上げなどを伴わないと、相対的に不便な方にシフトしないと思う。
ecbo cloakについては、出先での利用という点で、駅のロッカーとかより近かったり、便利な方向へのサービスだと思う。出先なのか家なのかという違いで、「今より便利なのか」が変わる。
置き配は、盗まれるリスクや、それ含めて心理的な抵抗感との戦い。ただ保険でカバーできるし、不在時の置き配は不可の場合は、追加の手数料がかかる(もしくは元々デポジットがかかっていて、在宅だったり置き配できたときにはそれを還元する)といった経済的インセンティブで一気に普及をさせることは可能なのではないだろうか?
ecboは「物流効率をいかにローコストで上げるか」を考え抜いた結果、この仕組みを開発したそうです。ビジネスチャンスはいたるところに転がっている。それを見つけて、ビジネスにできるかどうか。その着想と行動力が差をつけますね。
ただ、「ラストワンマイルの物流」と変えるということですが、現時点では「ワンマイル」圏内にHubがない人も多いですよね。そこは従来通りコンビニで対応すれば良いのでしょうけれど、客が自分で持ち帰ることの出来る商品には限度があります。自分で運べないから宅配に頼むわけです。もう一つは「自分の足で店に行き、買って帰るのが面倒」というものぐさな人。この層を「Hubまで受け取りに行ってもいいか」と思わせるような仕組みや設備が必要でしょう。
店舗で荷物を受け取ってもらい都合の良い時に取りに行く。店舗を統合した巨大な倉庫、とするような興味深い物流の取り組みです。
テクノロジー×物流で社会を変えるかもしれない、ベンチャーecboは要注目ですね。