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アベノミクスとともに始まって戦後最長になったと言われる今回の景気拡大局面の原動力は、前半が異次元金融緩和による円安・株高と政権交代直後に10兆円の補正予算を組んで大きく積み増した公共事業のカンフル効果、後半は世界経済が好調に転じて2016年後半ごろから順調に増え続けた輸出です。実際、2017年は、前年マイナス成長だった中南米もプラス成長に転じて、リーマンショック後初めて世界が同時成長に入ったなどと囃されたものでした。2018年も、それなりの好調が維持されました。
ところがその2018年の後半あたりから、米中貿易摩擦に端を発した保護主義の影響で世界経済に陰りが見えはじめ、戦後最長の拡大局面の後半の成長を支えた輸出が「9カ月連続の減少」というのは、今後の景気を占う上で気になるところです。日銀のバランスシートが膨らみ過ぎ、政府の予算も筒一杯に膨らんで、アベノミクス当初のようなカンフル効果をもう一度期待することは難しいですからね (・・;)
一方、経常収支が赤字に陥らない限り「貿易収支が1363億円の赤字だった。赤字は2カ月連続」というのは、いまのところそれほど心配することはないように感じます。貿易収支は、日本にとって黒字の維持が大事な経常収支の一要素ですが、最近の経常収支の黒字の多くは海外投資の見返りである所得収支が稼いでいますから。ただしこれも、最近の中東情勢の不安定化がさらに進んで原油価格が急上昇し、所得収支の黒字を食いつぶして経常収支を赤字に転じさせることにでもなれば大変です。今後の成り行きを見守る必要はあるのかも (^^;
季節調整値で見ても、輸出入とも前月から▲2%以上落ち込む中で、貿易赤字がやや拡大しています。
ただ、輸入の減少は原油や天然ガス価格の低下によるものですから、仮に輸出がもどらないまま足元の原油価格が高水準を続ければ、貿易赤字は更に拡大する可能性があるでしょう。
でも株価はモリモリ上昇中。特に米中系で売りが響いていたハイテクや製造業など。マーケット参加者は米中を織り込みきったのか注目したい
2ヶ月連続の赤字になりました。

8月の輸出8.2%減、貿易統計 中国向けは12.1%減(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49919480Y9A910C1MM0000/?nf=1
米中摩擦が無かった去年8月の貿易赤字は 4481億円で今年の 3.3倍だった

貿易収支の低下 (2019年8月 - 2018年8月)を国別に見ると

香港 -350億7400万円
中国 -325億7500万円
台湾 -167億5000万円
韓国 -160億2700万円

日韓関係の悪化も関係が無い事が判る

http://www.customs.go.jp/toukei/shinbun/trade-st/2019/2019084.pdf