ウィーワーク、待望のIPOを延期-社債価格は過去最大の下げ
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WeWorkのトラブル発覚以降、これまでみんな言いたくても言わなかった、ソフトバンクの悪口をぼちぼち言いだした感があります。もう一件ピックした下記記事でも、「シャーデンフロイデ」(他人の不幸は蜜の味)と言われています。
https://www.axios.com/wework-ipo-delay-42a39ba2-0e74-45ee-9aa1-25ca68a5a220.html
シリコンバレーでは、ソフトバンクが札束で脅すようにベンチャーの評価額を吊り上げてしまうので、迷惑がられていました。ソフトバンクの方も、こういう言われ方をしてしまうのは承知の上でやっているとは思うので、どうということないのでしょうが、こうなってくると、ベンチャーがソフトバンクを避けることも出てきそう。「どこが投資したベンチャーか」というレピュテーションは、ベンチャーにとっては非常に重要です。今月最大の注目トピックだったweworkのIPOが延期。評価額が約5兆円近くから約3兆円近くまで下がっていると報道されたり、創業者が妻に意思決定権を譲渡できることや、個人所有のビルをweworkに貸して収入を得ていることや、上場前に株を売るという前代未聞な行動もあり、話題に事欠かない状態が続いています。
約5兆円という評価額も、これまでのシェアオフィスの大手であるリージャスが約5000億円という時価総額の中、宿泊施設サービスのweliveなどの他の事業を勘案しても10倍にできる説明がなかなかできないこともあります。
Airbnbと並び、今後1年間で最も注目されるIPO動向なので、今後の評価額の下落などでベンチャーマーケットの冷え込みが起こらないと良いのですが。記事には、延期により1四半期分の決算を投資家に示すことができるとありますが、ダウンラウンドの乖離幅を縮小させる程のグロースを1四半期追加の実績開示で示すことができるか懐疑的です。
成長銘柄IPOの場合、オファリングウィンドウを後ろにスライドし、四半期実績開示を多くする事で将来のグロースに関する投資家懸念を軽減できるケースもありますが。