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短期市場は、その日使うお金を銀行が調達する市場ですが、長年の量的緩和でじゃぶじゃぶになったお金(リザーブ)があるため、月末、四半期末の特殊日を除き、資金不足(=金利上昇)はこれまで生じてきませんでした。
今回は、17日という月の途中で突然の金利上昇。

Fedとしては資金供給レポ(国債等を担保に資金を出す)するだけなので、市場調節的には問題ないですが、サブスタンスのところでちょっと気持ち悪いです。四半期の法人税支払いや先週の国債入札の資金決済などで資金需要が高まったとの見方もありますが、直接的な原因は不明。

Fedがバランスシートを縮小していることも遠因ですので、銀行にとっては預金の取り合いが重要になる可能性があります。
法人税をの支払いと米国債入札の決済が重なったことがマーケットが逼迫した理由だった模様。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-09-17/PXZ8QZ6TTDS001

主に円投でドル調達している邦銀(円資金を原資に外貨資金を調達)は期末や年末の調達が気になりますね。

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続報です
米短期金利の上昇はドル調達コストを増加させる悪材料として意識され、邦銀株が売られている様子です。

https://r.nikkei.com/article/DGXLASFL18HI2_Y9A910C1000000?s=5
ちなみにユーロ圏でも短期金利(EONIA)が利下げにもかかわらず下がらないという事態が見られており、これは階層化の効果(まだ始まっていないですが)だと見られますが、ここに気持ち悪さが残ります。

中央銀行の金利の上げ下げばかりが注目されますが、彼らの庭先である短期金融市場での異常な動きはあまり耳目を集めません(pick数を見れば一目瞭然でしょう)。
翌日物金利のこの上昇、なんだか嫌な感じ。
金融危機の時にこういうことが起こって、それは需要に対して供給が追い付かないから。今回については、下記WSJ英語記事を見ると、FRBがBSを縮小していること(=これまではBS拡大にともなって資金が市場に流れていたことの逆回転)が背景とある。ただ、それだけでこんなに数日で「目詰まり」するのだろうかと感じる。資金の供給が急に減るか、資金の需要が急に増加するかしないと、あまりこういう上がり方はしないと思うのだが…
ここしばらくの少しペースが早すぎるように見える株式市場の上昇(ショートカバーが起こってそうな感じだし、これまでやられていたバリューが上がっているといわれている)含めて、全体的になんだか嫌な感じ…
ここ数日で異常に動いているのはこの翌日物金利だけ、為替も平穏。異常なほどではないが10日ほどでは上記のように株式市場が急に戻っているのと、債券市場の利回りも10日ほどで10年債利回りが1.5%→1.8%ほどに戻ってきた。
https://on.wsj.com/2Oh69ZF
テクニカル要因とはいえ、こういう事態が起こると、年末の年越えの資金調達確保の動きが早まり、例年以上にドル調達のプレミアムが高まりそうだ。