[東京 17日 ロイター] - 高市早苗総務相は17日、ロイターなどのインタビューで「速やかにSIMロックに関するルールの見直しを進めたい」と述べた。ソフトバンク<9434.T>とKDDI<9433.T>が打ち出した携帯電話の端末購入プランで、他社ユーザーが端末を購入する場合に自社回線以外で利用できなくなる「SIMロック」が100日間かかることへの見解を示した。総務相は「原則として、すべての端末でSIMロック解除に応じることが重要」と述べた。

10月1日施行の新ルールは通信料金と端末代金を分離し、期間での「しばり」などゆき過ぎた囲い込みを是正する目的。総務相は「利用者にとって通信料金による比較・選択や、事業者の乗り換えが容易になり、競争は活発化するだろう。低廉な料金サービスが実現できるようしっかり取り組んでいきたい」と述べた。

(平田紀之)