[ワシントン 16日 ロイター] - トランプ米大統領は16日、サウジアラビアの石油施設に対する攻撃について、イランが背後にいる公算が大きいとの見方を示した。ただ実際に誰が攻撃を行ったのかについては調査が進められており、直ちに対応することはないと述べた。

トランプ大統領は、この攻撃への対応として米国には数多くの選択肢があると表明。ただ具体的にどのような手段を検討しているかは明らかにしなかった。

また、攻撃を受けて急騰した原油価格については「問題ではない」とした上で、価格は「それほど大きく上昇しておらず、われわれには非常に大規模な戦略石油備蓄もあり、その一部を放出することもできる。他国も石油を放出でき、そうすれば価格はすぐ下がる」と述べた。

14日に発生したサウジアラビア東部にある国営石油会社サウジアラムコの石油施設2カ所に対する攻撃について、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が無人機(ドローン)で攻撃したと犯行声明を発表している。

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