顔認識技術スタートアップSenseTime(商湯)、シリーズDでSBCVC(軟銀中国資本)から10億米ドルを調達——評価額は75億米ドル超に
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2018年9月、商湯科技有限公司は、国家AIプロジェクトの5番目として、「智能視覚国家新一代人工智能開放創新平台」のプロジェクトを委託された。このプロジェクトは、
1 スパコン系統
2 教育訓練系統
3 智能視覚(Intelligent vision)機器の研究開発
4 ビッグデータ系統
の4つのシステム核心に“使命”を発揮するという。
具体的なイメージとしては、光彩認証技術や、機械視覚を用いたさまざまな計測技術や検査技術である。
そして2018年中に、マイクロソフト中国、ファーウエイ、アリババ、バイドゥ、グーグル、ホンダなどの世界企業と提携した。このメンバーを見れば世界の中心のように見える。
しかし、それ以降、車載部門の幹部社員の退社や、一部投資家の資金引き上げ、実は視覚製品のシェアは5%もないなど、ネガティブな報道も相次いでいた。
2018年4月、アリババが出資した段階では、企業価値30億ドルと見積もられていたが、今回の出資で75億ドルになったという。100億ドルと伝えている中国メディアもある。今回の資金調達で、もう一度弾みをつけ、最近の世評も払しょくしたいところだろう。