【井上慎一】天安門事件とANA「奇跡のハンドリング」で転職を決意

2020/2/5

日本初のLCC（Low Cost Carrier）として、2012年3月に運航を開始したPeach（ピーチ）。関西国際空港に拠点を置き、「空飛ぶ電車」をコンセプトに掲げるなど、従来の航空会社とは一線を画す独創的な発想や戦略で、低コスト化を実現してきた。2019年11月にはバニラエアを統合し、アジアのリーディングLCCを目指している。

そんなPeachをゼロから立ち上げ、牽引してきたのが、CEOの井上慎一氏。「日本とアジアのかけ橋になる」というPeachの使命は、中学時代からアジアとの縁に導かれた、井上氏自身の使命でもあるという。

井上氏のリーダーシップの原点や、LCCを天命とするに至ったルーツから、その哲学に迫る。（全7回）

早大法学部卒業後、三菱重工業へ

コメント

注目のコメント

• 上田 真緒

  PIVOT エグゼクティブ・エディター

  ・2020年02月05日

  連載「シゴテツ －仕事の哲人－」、Peach CEO・井上慎一さんの第4回です。早大法学部に進学し、弁護士志望だった井上さんは、ビジネスも面白そうだと考え、製造業に注目。「人間が創造しうる最も大きなものを造ってみたい」と三菱重工業に就職しました。それが天安門事件をきっかけに全日本空輸（ANA）への転職を決意します。
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  日本初のLCC（Low Cost Carrier）として、2012年3月に運航を開始したPeach（ピーチ）。関西国際空港に拠点を置き、「空飛ぶ電車」をコンセプトに掲げるなど、従来の航空会社とは一線を画す独創的な発想や戦略で、低コスト化を実現してきた。2019年11月にはバニラエアを統合し、アジアのリーディングLCCを目指している。
  
  そんなPeachをゼロから立ち上げ、牽引してきたのが、CEOの井上慎一氏。「日本とアジアのかけ橋になる」というPeachの使命は、中学時代からアジアとの縁に導かれた、井上氏自身の使命でもあるという。
  
  井上氏のリーダーシップの原点や、LCCを天命とするに至ったルーツなどから、その哲学に迫る。（全7回）
  
  ■第1回　日本初のLCC「ピーチ」をゼロから立ち上げた男の天命
  ■第2回　「日本とアジアのかけ橋となる」使命の原体験
  ■第3回　負け癖のついたチームが勝つチームに変わる指導法
  ■第4回　天安門事件とANA「奇跡のハンドリング」で転職を決意
  ■第5回　LCC界のレジェンドに学んだ低コストとおもてなし
  ■第6回　「おもろい」工夫から、新たな価値が生まれる
  ■第7回　「空飛ぶ電車」で顧客の人生に彩りをもたらす
• 中田 尚

  公認会計士

  ・2020年02月05日

  以前別の方のコメントで「天安門の際の奇跡のハンドリングがあったから、コロナウイルス臨時便もANAに依頼された」という内容のものを拝見しました。
  私は直接は知りませんが、心動かされる見事なハンドリングだったんですね。企業文化や理念が各従業員に浸透している、素晴らしい企業ですね。
• Furusho Koichiro

  一般

  ・2020年02月05日

  こんな出来事を体験して転職を希望されたら、めっちゃ印象に残せるだろうなと、この時期はこういう見方しちゃうな