【最終話・辻󠄀 庸介】お金のデジタル化は日本企業復活のチャンスだ
京都大学農学部卒業時に研究の道ではなく、東京で就職しようと考えたが、就活に出遅れ海外へ。モラトリアム期間を経て、ソニーに就職し、経理部に配属される。社内公募で当時できたばかりのマネックス証券へ出向、松本大社長(現会長)の仕事の仕方を傍らでつぶさに見てきた。
経営者となっても学び続ける辻󠄀氏が、これまでのビジネス人生を振り返り、その哲学を明かす。(全7回)
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「考えてみたら誰だって一生懸命やっているのだから、自分の焦りや動揺を社員にぶつけたところで、いいことは何一つない。恥ずかしいくらい未熟でした。」
焦りや動揺ではないですが、これまであまりにも理不尽なことをしてきた人には肩書関係なく自身の考えを直接ぶつけてました。陰口を言うのが嫌なので。ただ、それをしても何も誰にもメリットがないことが分かってからは止めようという気持ちになりました。自分自身、未熟だったのでしょう。
"社員に「辞めたい」と言われると、己の力不足を突きつけられたような気持ちになってしまう"猛烈に分かります。昔は会社や他人のせいにしている部分があったような気がしますが、役職がつき、責任が増すごとに誰のせいにもできなくなってきた
「シゴテツ -仕事の哲人-」マネーフォワード社長・辻庸介氏の最終回です。
お金のデジタル化は国内の企業が復活するチャンスだとみる辻氏の提言をぜひお読みください。
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「お金の課題をテクノロジーで解決したい」。そんな思いで、京都大学農学部出身でありながら、お金の会社を起業したマネーフォワード社長の辻庸介氏。シャープの第2代社長・佐伯旭氏を祖父に持ち、幼い頃に薫陶を受けた。
大学卒業時に就活に出遅れ、モラトリアム期間を経て、ソニーに就職、経理部に配属される。社内公募で当時できたばかりのマネックス証券へ出向し、松本大社長の仕事の仕方を傍らでつぶさに見てきた。
経営者となっても学び続ける辻氏が、これまでのビジネス人生を振り返り、その哲学を明かす。(全7回)
■第1回 マネーフォワード社長が語る「お金と人生」
■第2回 祖父・シャープ第2代社長から学んだビジネス論
■第3回 ソニーに入社。ビジネスの基本は会計にあり
■第4回 マネックス松本大さんの教え「付き合わない人を選べ」
■第5回 「Facebookのマネー版」はなぜ失敗したのか?
■第6回 失敗しても人だけは裏切るな。信用だけは失うな
■第7回 お金のデジタル化は日本企業復活のチャンスだ
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