【辻󠄀 庸介】ソニーに入社。ビジネスの基本は会計にあり
京都大学農学部卒業時に研究の道ではなく、東京で就職しようと考えたが、就活に出遅れ海外へ。モラトリアム期間を経て、ソニーに就職し、経理部に配属される。社内公募で当時できたばかりのマネックス証券へ出向、松本大社長(現会長)の仕事の仕方を傍らでつぶさに見てきた。
経営者となっても学び続ける辻󠄀氏が、これまでのビジネス人生を振り返り、その哲学を明かす。(全7回)
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「シゴテツ -仕事の哲人-」マネーフォワード社長・辻󠄀庸介氏の第3回です。
ソニーに入社した辻󠄀氏は、なぜか経理部に配属されます。最初はガッカリしましたが、ビジネスの基本は会計にある。会計の基本を叩き込まれ、ビジネスマンとしての大きな武器を身につけます。また、経理の仕事を通して、その非効率さに気づき、のちにマネーフォワードの創業に至ります。
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「お金の課題をテクノロジーで解決したい」。そんな思いで、京都大学農学部出身でありながら、お金の会社を起業したマネーフォワード社長の辻󠄀庸介氏。シャープの第2代社長・佐伯旭氏を祖父に持ち、幼い頃に薫陶を受けた。
大学卒業時に就活に出遅れ、モラトリアム期間を経て、ソニーに就職、経理部に配属される。社内公募で当時できたばかりのマネックス証券へ出向し、松本大社長の仕事の仕方を傍らでつぶさに見てきた。
経営者となっても学び続ける辻󠄀氏が、これまでのビジネス人生を振り返り、その哲学を明かす。(全7回)
■第1回 マネーフォワード社長が語る「お金と人生」
■第2回 祖父・シャープ第2代社長から学んだビジネス論
■第3回 ソニーに入社。ビジネスの基本は会計にあり
■第4回 マネックス松本大さんの教え「付き合わない人を選べ」
■第5回 「ユーザーが主語」でないビジネスは必ず失敗する
■第6回 失敗しても人だけは裏切るな。信用だけは失うな
■第7回 お金のデジタル化は日本企業復活のチャンスだ
"つべこべ言わず、とにかく3年は頑張ろう"
「守破離」という言葉がある。「守」は師や先人たちのやり方を疑わず、型として徹底的にやりぬく。「破」はその型を否定して模索する。「離」は型から離れて自分のオリジナリティに到達する。
また、一方でプロフェッショナルになるまでに必要な練習時間は「1万時間の法則」という話もある。1日10時間を毎日繰り返していれば約3年で到達する。
守破離を意識し質を高め、練習量を3年こなせば誰しもその道のスペシャリストと名乗ってもおかしくない経験を身につけることができる。
「石の上にも3年」は、無思考でも3年頑張れが良いという話ではない。目標もやり方も結果も改善も考えて3年いれば、自分のオリジナリティに到達することができるという話だ。
"だからつべこべ言わず、とにかく3年は頑張ろうと思ったのです"
新卒で大企業に入るリスクとリターンには様々なケースがあるが、今回のお話に詰まってます。希望部署にならない、でもその仕事が天職になる、こともあるんですよね
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