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ドミニク・カミングスという人物は、トランプ政権におけるスティーブ・バノンにかなり類似しています。政権での肩書も同じように「ストラテジスト」とか「特別上級顧問」といったものであることが多いです。つまり、政治家として多くの人を動かす立場には立てないものの、言論や作戦立案である種の役割を期待されている人物です。
 オックスフォードを出ていますが、それほど上層の家の出身ではないのと、何より性格が、多くの人を動かす政治家には向いていないのでしょう。
 ジョンソン首相もそうですが、カミングスのような人物が台頭してきたところに、保守党の変化が現れています。保守党というのは、チャーチルやサッチャーのような政治家から理解されることが多いですが、今の保守党の主導権を取っているのは、チャーチルやサッチャーとは明らかに別の種類の集団です。
 米国でも、レーガンやブッシュ親子の後には、ティーパーティー、ネオコンやオルタライトと呼ばれた草の根の運動を続けてきた集団が共和党の主導権を取りました。 
 米国での共和党の草の根派に相当するのが、英国の保守党で主導権を取った、EUからの離脱運動をしてきた人々だったのでしょう。ジョンソン首相はその中でいわばミコシだった政治家であり、ドミニク・カミングスは煽動家、誹謗中傷や怪文書のプロといった役割でしたが、この集団が政権をとったことで、論功行賞として政府内の地位を与えられた、といったところでしょう。
このレポートを読むと、ドミニク・カミングスは単なるパフォーマー、プロレスのヒール役を想起させます。英国という国家、あるいは英国民の将来をより良いものにしよう、という思想はないのかもしれませんね。

選挙に勝てばいい、現状を破壊すればいい、というような人に英国の将来を託すほど、英国は病んでいる。築き上げることをしなければ、廃墟になるだけです。
カミングスはカンバーバッチ主演でイギリスのドラマになっています。もちろんテーマはブレグジット。すごいタイミングですね