【証言】ヤフーに買収された「一休」で起きたこと

2019/9/20

ヤフーに買収されたベンチャー企業に、果たしてどんなシナリオが待っているのか。

2016年、ヤフーは高級ホテルやレストランの予約サービスを展開する「一休」を約1000億円で買収した。

ヤフー社長の川邊健太郎氏によれば、これがモデルケースとなって、ZOZOも買収に前向きになったという。

果たして、一休では何が起きたのか。どのような葛藤と成功があったのか。

一休の榊淳社長と、創業間もないころから活躍してきた植村弘子CHRO管理本部長に直撃インタビューを試みた。

コメント

注目のコメント

• 河西 慎太郎

  ソフトバンク株式会社 デジタルトランスフォーメーション本部 本部長

  ・2019年09月20日

  ソフトバンクが2004年買収した日本テレコム、私は当時買収された側の社員でした。半年過ぎたくらいには不思議と期待の方が大きかったことが記憶にあります。
  属人的であるが故、危うさも多いにありますが、企業文化として唐突な事柄にも対応し得る柔軟さと器があると感じます。
  現在進める新規事業においても、遥か遠くの飛び地事業企画だって社会的意義があればOKだったり笑
  ZOZOのみならず一休ともシナジーを追求していきます。
• 後藤 直義

  NewsPicks 編集委員(ニューヨーク支局)

  ・2019年09月20日

  「ZOZOには数字で（買収提案を）納得してもらった」。ヤフーによるZOZOの買収において、そのスタディとして何度も登場しているのが、ヤフーが2016年に買収した高級ホテル旅館予約サイト「一休」です。
  
  こだわりのサービス、ロイヤリティの高いユーザーを抱えながらも、ビジネスの規模拡大に悩んでいた一休。彼らはヤフーに入って、どのように語ったのか。緊急特集らしく、まさに掲載日前日夜に、同社経営陣にインタビューを受けてもらいました。
  
  ZOZOの行方を占う、一休の買収。ぜひご一読ください。
• 山崎 万里子

  ユナイテッドアローズ 執行役員　CHRO

  ・2019年09月20日

  ストレートなインタビュー。
  榊社長が情理と合理を自分でバランスさせることができる、
  至極真っ当な経営者であることが伝わりました。
  
  資本構成の変動はユーザーには関係ない。
  新しい株主の知見やインフラを生かしながら自力で出来なかったサービスを開発し、ユーザー満足を高めながらとトップラインを成長させるのみ。
  お家騒動の興奮状態を鎮めることは大事だがそればかりに全力投球してはならない。
  自ら作ったエクセルデータを自ら削除した榊社長はジャーマネでなく経営者ということ。