「モノのインターネット」ではない。IoTの本質を解き明かす

2019/9/18
最前線で活躍するイノベーターたちの講義をオンラインでお届けする動画講義『MOOC』。
今月は「テクノロジー・サイエンス」特集をお届けしている。
今回はその第7弾として、株式会社ウフル チーフ・イノベーション・オフィサー 八子知礼氏の「IoTビジネス大全」を配信する。
AIなどと並び、注目のテクノロジーとして脚光を浴びるIoT。
2018年時点では、およそ200億台のデバイスがインターネットにつながっていると試算されている。
しかし、この数は2025年には2倍の約400億台まで増え、IoTの存在感は今後もさらに高まっていくと予想される。
本講座では、IoTの基本的な概念からビジネスシーンで運用する際の注意点まで徹底網羅。
「IoT = Internet of Things」は単なる「物のインターネット」ではない。NewsPicksのプロピッカーとしても活躍する八子氏が明快なトークで講義をお送りする。
今回は無料公開中の第1話の内容と第2話以降の概要についてお伝えしよう。
なぜIoTが脚光を浴びるのか?
IoTとは何か?
この図を用いて説明しましょう。
まず、この10年ほどで普及したクラウド環境があります。
そして、私たちの身の回りには自動車や冷蔵庫などがあり、周囲の人々は絶えず動いています。
これらの情報をデータとしてクラウドに収集して、今どのような状況にあるか「可視化」します。
そしてその結果を統計的手法を用いて分析して、現実世界で動いているものにフィードバックします。
データはデバイスに備え付けられた「センサー」を通じて得られます。このセンサーを通じて、データがインターネットを通じてクラウドにアップロードされるわけです。
ちなみに、このセンサーが搭載され、インターネットにつながるデバイスはどれくらいあるかご存知でしょうか。
2018年時点では約200億台と言われておりますが、2025年には400億台を超えると予想されます。
ちなみに、スマートフォンが約70億台。これを遥かに超える規模になるのです。
いかがですか、ビジネスになりそうな気がしますよね。
ところで、なぜこれほどまでにIoTが爆発的に伸びているのでしょうか。
その背景には、スマートフォンの出荷台数が増え、デバイスに搭載されるセンサーの価格が下がったことが挙げられます。
そして安くなったセンサーを様々なデバイスに搭載して、色々な場所でデータを収集できるようになったのです。
これにより大量のデータがクラウドに集まるようになりました。
しかし、皆さんの職場で大量のデータを活用してビジネスをしている実感はほとんどないかと思います。
世界では1日あたり2エクサバイト(約21億ギガバイト)のデータが生成されています。しかし、実際に使われているのはわずか5%ほどと言われています。
もし残りのデータを有効活用できれば、皆さんのビジネスはもっと伸びるのではないでしょうか。
そしてそれを実現するのに欠かせないのが「IoT」です。
IoTの知識を網羅せよ
「IoTビジネス大全」では、第2話以降でその内容を詳細に解説する。
第2話以降のタイトル、内容は以下のとおり。
IoTの鍵になる概念「デジタルツイン」。
現実世界の現象をデジタル世界で再現して、現実世界にフィードバックできるようにすることを意味する。
そして、このデジタルツインを実現する上で欠かせないのが「可視化」だ。
本講義では、デジタルツインとそれを実現した先にある新たな経営のスタイルについて解説する。
IoT=モノのインターネット。
この表現について、八子氏は「間違いである」と断言する。
「IoTは『モノゴト』をつなげる」、IoTを扱う上でなぜこの理解が重要なのだろうか?
「IoTのフィールドはITだけではない。」
八子氏はこう指摘した上で、これまでITと関係が薄かった漁業や農業、畜産にIoTが広まっている事例を紹介する。
果たして、IoTのフィールドはどこまで広がっているのだろうか。
「IoTには失敗例もある。」
八子氏はその中で通信機器やネットワークの問題でデータの収集がうまくいかないケースを取り上げる。
IoTは段階を追って導入するのが一つの理想だ。本講義では失敗例を踏まえて、IoTの導入に欠かせない「PoC」という概念を紹介する。
大量のデータをどう処理するか、IoTの課題の一つだ。
しかし、近年はこの問題を解決する「エッジコンピューティング」の手法が注目を集めていいる。
果たして、エッジコンピューティングとは何か。
膨大なデータを扱う上で、八子氏がポイントに挙げるのは、データを収集する「目的」だ。
どのようなデータを収集するか、それを明確にしないとIoTの運用は難しいと指摘する。
第7話では自動車の走行データを例にその理由を解説する。
IoTに欠かせない「センサー」。
データを収集する際、現場に必ず設置されるキーパーツだ。
しかしセンサーの種類は多様で、カメラやGPSもその役割を果たすことがある。
様々なセンサーの特性について、八子氏が明快にお伝えする。
IoTのデータを収集する際、「データ量」、「規格」、「ノイズ」など取扱う上で考えるべき要素がある。
中でもデータの「欠損」は悩ましい問題だ。
第9話はIoTの肝になるデータに付随する様々な要素について解説する。
「IoTは最終的にプラットフォームとして機能する」と語る八子氏。
特に欠かせないのが「データグラビティ」という概念だ。
データがデータを呼ぶ、このデータグラビティを強めるためにはいくつかポイントがあるという。
果たしてそのポイントとは?IoTの持つポテンシャルが明かされる。
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