【武田双雲】「楽でいて、楽しい」が最高の状態

2019/12/2
特番出演でピカソに衝撃
アートにハマったきっかけは、パブロ・ピカソでした。
2016年の秋に、葉加瀬太郎さんと滝川クリステルさんがMCを務めた芸術バラエティ特番「芸術ハカセ」のゲストに呼ばれまして。絵画や音楽、文学など、歴史に名を残す芸術家たちの逸話に迫るという内容です。
そこで、ピカソはアートを超えて、「ピカソ」という別ジャンルを創っちゃったみたいな感じで、衝撃を受けたんです。
ピカソは存命中に莫大なお金を稼いでいて、その資産は4000億円といわれているとか、絵画のほかにも彫刻やドローイング、陶器など様々な作品が残されていて、その数は4万5000点に上るとか。
4000億円っていったら、メルカリが上場したときの時価総額もそれくらいでしたよね。そんな企業レベルの金額を、しかも個人の資産として残したって聞いて、その稼ぎ方にまず圧倒されて。
それに、1人のアーティストが4万5000点の作品をつくるなんて、まずあり得ない。数千点だって難しいですよ。この異様なまでの大量生産とモチベーションの継続にも驚愕したんですね。
もうとにかく興奮してしまって、そのあとに画材屋に行っちゃったんです。
未踏だった画材屋へ
それまでの自分は、画材屋という存在を避けていたようなところがありました。
というのも、書道ってすごくシンプルな世界なんですよね。墨と線で表現するだけで。だからカラフルなアートの世界とは距離を置いていたというか、あえて近づかないようにしていたんです。
なので、画材屋に行ったのは、そのときが初めてでした。そうしたら、また驚きの連続で。「絵の具ってこんなに色があるんだ!」「画材屋に粘土も売っているんだ!」ってとにかく感動して興奮してしまって。