【武田双雲】心を満たす時代に、現代アートのビッグバンが起きる

2019/12/1
東京理科大学卒、NTT勤務という経歴を持ちながら、幼い頃から親しんできた書の道へ転身した武田双雲氏。

NHK大河ドラマ「天地人」、世界遺産「平泉」など数多くの題字やロゴを手がけ、世界中からのオファーでパフォーマンス書道やワークショップも展開。30万部を突破した『ポジティブの教科書』など著書は50冊を超える。

近年は現代アート界からも注目されている武田氏の創作活動の源泉、マインド研究から導き出された幸せの法則にも迫る。
今は書とアートの融合期
僕は「書道家」と呼ばれていますが、自分からそう名乗ったわけではないんですよね。
母親が書家で、3歳の頃から師事して書道に親しんではきたものの、「書道家になりたい」という目的もなければ、「書が上手になりたい」という目標もありませんでした。とにかく気持ちがいいから書く。ただ、それだけでした。
それが、大学を卒業して、NTTに入社して、あるきっかけから書の道に進むことになったんですけど、活動を続けるうちに書道家と呼ばれるようになって、「そうか、武田双雲って書道家なんだ!」って思ったくらいで。
近年は現代アートの世界にどっぷりハマっています。今は書道家・武田双雲と、現代アーティスト・武田双雲の融合期だと思っていて、とにかく作品をつくることが楽しくて仕方がない。