【Airbnb CEO】映画の主人公になれる感動の旅を提供
コメント
注目のコメント
カスタマーエクスペリエンスをデザインするときに最も重要なのは、"既存のものより10倍いいものを作る"ことだ。
そのために必要なのは、顧客に聞くことではない。顧客は既存の目の前にあるものしか想像できない。そこから設計しても、到底10倍には辿り着かない。
リサーチなど以ての外だ。平均化されたデータから顧客のインサイトなど得られない。
必要なことは、顧客の現状を把握すること。それを点ではなく、ストーリーで理解すること。顧客はプロダクトと接している時だけ存在するのではない。人生というストーリーを生きていて、その瞬間にだけ触れているわけではない。だからストーリーでの理解が必要。
顧客へのヒアリングではなく、リサーチでもなく、たった1人でいいから、その人のエクスペリエンスをストーリーで理解することだ。
その理解をベースに、エクスペリエンスは「こうあるべきだ」という価値観を押し付ける。10倍のエクスペリエンスは、ある程度ぶっ飛んだ定義が必要で、ある種それは押し付けだ。その押し付けで感動を産ませる。それがエクスペリエンスデザインの本懐だ。旅はストーリー。映画のストーリーボードを下敷きに旅のストーリーボードを作り、マジカルな旅を演出した。
このアイデアの源泉は、ディズニーの伝記。困難にぶち当たった時、チェスキーさんは尊敬するディズニーの伝記に突破口を聞く。エアビーのビジネスの根底には、ディズニーの精神やアイデアが流れているようです。"まずはスケールできない方法で「魔法のようなエクスペリエンス」をデザインしようと思いました"
新規事業は現在の延長からとんでいますので、最高の状態を明確にイメージできるか、メンバー間で共有できるか、肝だと思います