【Airbnb CEO】映画の主人公になれる感動の旅を提供

2019/10/18
2007年にサンフランシスコで国際デザイン会議が開かれたとき、美術大学出身の工業デザイナー、ブライアン・チェスキーとジョー・ゲビアは、自宅アパートのロフト部分にエアマットを敷き、無料の朝食付きで貸し出すことを思いついた。

1泊80ドルという、サンフランシスコとしては超お手頃な宿泊料金を設定したところ、たちまち会議出席者から予約が殺到。おかげでチェスキーとゲビアは、ピンチだった家賃の支払いも無事できるようになった。こうしてAirbnbが誕生した。

やがて部屋(あるいはベッド)だけを貸すよりも、アパートや家全体を貸すスタイルが主流となり、Airbnbは世界的な旅行ブームの牽引役を果たしてきた。だが、創業当初は出資者が見つからず、クレジットカードを何枚も作って借金をしまくっていたというチェスキー。そんな彼が尊敬する意外な人物や資金調達のコツをリード・ホフマンが聞いた(インタビューが行われたのは17年1月)。
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ホフマン Airbnbは「どこへ行っても魔法のような旅になる」エクスペリエンスを作り出してきました。
チェスキー Airbnbは2009年からトラクションが増えて、2011年にはホームレンタルビジネスはかなり大きくなることがわかりました。そこで、次はどうするかを考えるようになりました。
クレイグリストの項目にあることを全部やろうか、レンタカーに進出しようか、オフィススペースをやろうかなど、いろいろなことを考えました。