【Airbnb CEO】悪夢のような資金調達、クリックは3回まで

2019/10/15
2007年にサンフランシスコで国際デザイン会議が開かれたとき、美術大学出身の工業デザイナー、ブライアン・チェスキーとジョー・ゲビアは、自宅アパートのロフト部分にエアマットを敷き、無料の朝食付きで貸し出すことを思いついた。

1泊80ドルという、サンフランシスコとしては超お手頃な宿泊料金を設定したところ、たちまち会議出席者から予約が殺到。おかげでチェスキーとゲビアは、ピンチだった家賃の支払いも無事できるようになった。こうしてAirbnbが誕生した。

やがて部屋(あるいはベッド)だけを貸すよりも、アパートや家全体を貸すスタイルが主流となり、Airbnbは世界的な旅行ブームの牽引役を果たしてきた。だが、創業当初は出資者が見つからず、クレジットカードを何枚も作って借金をしまくっていたというチェスキー。そんな彼が尊敬する意外な人物や資金調達のコツをリード・ホフマンが聞いた(インタビューが行われたのは17年1月)。
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ホフマン 資金調達について教えてください。Airbnbの現在のグローバルな成功を考えたら、資金調達は簡単だったに違いないとみんな思うでしょう。
チェスキー いえいえ、悪夢のような経験でした。