ホンダe の開発者に聞く、航続距離220kmに込められた意味…フランクフルトモーターショー2019
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EVの価格の大半を占めるバッテリー。搭載量を減らすことで、価格も安くなり軽量化も図れます。その代わり、充電一回あたりの航続距離が短くなり、充電する回数が多くなることも想定に入れる必要は有りますね。
ところで東芝のSCiBは、搭載量を減らしつつも、電池をフル(といってもSOC80%程度)に使うようにしています。
(参考)東芝が描く搭載容量半減の理由
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00918/00003/
これはバッテリーの負極に従来のカーボンではなく、チタン酸リチウム(LTO)を使うことで、電池の劣化原因となるリチウムの析出を抑えられ、搭載量に近い容量まで使えるようになるからです。
しかしカーボンよりもLTOは高くつくため、当初SCiBは売れませんでしたが、バッテリーの使い方で搭載量を減らすことのメリットが徐々に認知されていったという経緯が有ります。ただしホンダのEVにもLTOが採用されているかは分かりません。
今後EVのバッテリー搭載量は、使い方(SOC)と寿命(全充放電可能回数)、およびパワートレインの性能向上、また充電ステーションの数や充電時間(Cレート)などによって、減っていくのではないかと思います。そうすることで補助金無しで300万円を切る価格を実現し、普及につながってくるのではないでしょうか。ドイツのEV補助金は4000ユーロです。
って事は補助金なしなら47万円程プラスの価格。407万円ですね。
これで最大走行距離220kmなら、割高に見えませんかね?
日産リーフは324万円から。最大走行距離は400km。
※最大走行距離の算出は日本とEUで異なるので、必ずしもApple to Appleでの比較にはなりませんが。
〈追記〉
バッテリー容量は35.5kWh。
リーフは40kWh(Sグレード)。
で、この走行距離の差は計測方法の違いもありますが、充放電制御の差かも知れませんね。
ホンダeはバッテリー寿命を考えて放電深度を抑えてそう。