[ワシントン 11日 ロイター] - トランプ米大統領が8月に言及したキャピタルゲイン減税について、ホワイトハウスのディア報道官は11日、大統領が顧問と協議した結果、現時点で実施の可能性を排除したことを明らかにした。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はこれより先、キャピタルゲインを物価に連動させることで同税の減税を行う可能性についてトランプ大統領が顧問と話し合うと伝えていた。

トランプ大統領は8月、キャピタルゲイン税の物価連動を検討する可能性に言及したが、その後、特権階級向けと受け止められる可能性があるとして否定的な見方を示した。

ディア報道官は声明で「トランプ大統領は経済、法律、規制面の複雑な問題について十分に説明を受け、現段階では中間層に十分な恩恵をもたらさないという結論に至った」と説明した。