【隠し玉】次世代パネルの生産を牛耳る、あの日本企業の「正体」
2019/9/13
カメラ付きスマートフォンの普及によって、キヤノンの稼ぎ頭であるデジタルカメラの売り上げ高が半減している。
キヤノンにしてみればスマホは仇敵のようなものだが、これからはあべこべにスマホが逆襲の足がかりになるかもしれないから、ビジネスというものはどう転ぶかわからない。
スマホに搭載されている有機ELを生産するためには、キヤノンの子会社、キヤノントッキの「製造装置」が必要不可欠なのだ。
キヤノントッキは有機EL製造装置で世界シェア8割を握る。ほぼ独占状態である。
キヤノントッキの技術を使わなければ、有機EL生産で世界ダントツのサムスンもお手上げだし、アップルのiPhone量産も不可能だ。
有機EL製造装置の強みはどこにあるのか。今後、キヤノンの将来を背負っていく事業となるのか。
NewsPicks編集部はキヤノントッキに直撃取材した。
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この連載について
超優良企業の現在・過去・未来。四半世紀にわたってキヤノンを率いる御手洗冨士夫会長兼CEOが、過去の成功体験、現在の伸び悩みについて激白。令和の時代における逆襲シナリオを自ら解き明かす。
オフィス用複合機などを展開するプリンティング事業を中心に、イメージング事業、メディカル事業等を展開。オフィス複合機、レンズ交換式カメラ、レーザープリンター、FPD露光装置で世界首位。
時価総額
6.00 兆円