ゴーン氏不正疑惑、日産は取締役に報告全文提出せず
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注目のコメント
日産がルノーに支援を受ける前、実質的に破綻状態に至った日産の惨状を当時聞いたとき「まぁ、それは破綻するだろうなぁ」と率直に感じたものです。
ゴーンさん、ムロンゲさんらが日産に入り込んで、いわゆるV字回復を果たしたわけですが、最近のゴタゴタを見ていると、ゴーンさんたちも”数字”は整えたものの、会社組織の強化、社内文化の醸成までは手が付けられていなかったのかもしれません。
ターンアラウンドの経験上、変に予定調和なんてしない、決断と実行ができる人がトップに立てば、ある程度、数字を整えることってできてしまうんですね。
マイナスをゼロに持っていく(生き残りフェーズ)は王道を実践すればできるものの、ゼロをプラスに持っていく(成長を描くフェーズ)ところは勝つための組織づくりが必要で、ここが本当に難しいんですが、経営の本質でもあると思っています。
ゴーンさんも西川さんもそこはできていなかった、というか、ほとんど手つかずだったのではないでしょうか。取締役会への報告不十分に関して、社内で報告書への最終承認が下りたのが前日であり、コピーが間に合わなかったとの説明。
コピーが理由とは、報告書を共有する気がなかったと思われても仕方ありません。企業体質に課題がありそうです。日産の取締役は、相当な量の書類に目を通しているはずです。
→というか読むべき書類はかなりあるはず
ならば、専用タブレット配布するでしょう。
私が昔監査役だった会社でも、廃棄が大変だからタブレットにして!!という声が私より年上の監査役からありました。
だから、信じられないです。翻訳に時間がかかっているというならばまだ分からないでもないですが。
↓
コピーが間に合わなかったとの説明