マイクロソフト社長が語る「テック逆風時代」の生き残り策

2019/9/13

「解体の危機」を乗り越えて

グーグル、フェイスブック、アマゾン、そしてアップル。
個人情報の悪用や競合他社の抑え込みなど、さまざまな形で権力を濫用しているとして、この4社は政府の捜査と一般市民の批判の標的となっている。
こうした批判の多くを明らかに免れているのは? 時価総額で4社のいずれをも上回る巨大テック企業、マイクロソフトだ。
そんなマイクロソフトも、当局の捜査や世間の批判と無縁だったわけではない。
それどころか、反トラスト法違反の疑いで何年にも及ぶ捜査の対象となり、長引く訴訟で解体に追い込まれかけ、最終的に数十億ドルに上る罰金・和解金を支払って、同社は手痛い教訓を学んだ。
そして現在、かつて批判派が名付けた「悪の帝国」という呼称は、とっくに過去のものになっている。
(Chesnot/Getty Images)

ヒール役から「ご意見番」に