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あれは2016年の冬のことでした。

フィンランドのテックイベントSlushで、ベーシックインカムについての対談が壇上で行われていて、「資本主義の後の世界」について熱弁するアルバート・ウェンガー氏がいました。

社会保障やAIなど、身近な課題についての議論になるかと思いきや、もっと人類の歴史を通じて、ベーシックインカムや暗号通貨の持つ意味を説くその姿は大きなインパクトがありました。

その彼が所属するUSVが、リブラに参画しています。その真意と、人類にとって持つ意味を詳しく聞きました。
暗号通貨が世界を変える、ということをウェブブラウザの例を引き合いに語っています。確かにそういう考え方もあるでしょう。

しかし、ウェブブラウザと通貨を同列で語ることはできません。この通貨がうまくいかなかったら、今度はこれにするという、安易な取り組みでは、世界経済は破綻してしまいます。

暗号通貨のハッキングは日常茶飯事。それでも安全と言えるのかどうか。Libraだけは別もの、とは考えにくいのではないでしょうか。

すでにLibraコンソーシアムからの離脱組が出ています。
記事にある超集権化の議論をみて、結局のところ、世界がひろがればひろがるほど、繋がるコストが拡大するので、誰かにまとめてもらった方がコストが小さく、集権的なシステムの方が「流行る」のではないか、との感想を持ちました。通貨(さらにいうとドル)がまさしく便利な点もそこにあります。
マイクロソフトがインターネット普及に果たした役割が、ブロックチェーンでのFacebookにありえるかもという可能性。技術と政治や経済の議論は深めたい「ある技術が一気に普及するタイミングでは、なんらかの「ブートストラップ(他人の力を借りずに自己成長する)」のプロセスが必要…マイクロソフトのような中央集権的な企業がやってしまった…ウェブの爆発的な普及はマイクロソフトによるリリースの後なわけですから」
ステートレスとcookieの関係、cookieの元々の目的がどう変わっていったか、Mosaic / Netscapeから始まってIEが標準搭載されたことの進化の速度への影響あど、ウェブの歴史を振り返りながらブロックチェーンやLibraのインパクトについて説明をしていて、とても興味深いし勉強になる。
一方で、cookie含めて中央集権的になっていった理由もあり、その観点で思想は分かるが、本当に分散的な進化が良いのかという観点は是非知りたかった。
インターネットの歴史のおさらいもさせてもらえる記事でした。

国家という単位ができてからこれまでの歴史のなかで、国家の権力を脅かすテクノロジーの登場ってどれくらいあったんだろう…とふと思いました。
次が木になる、次が。