室屋「飛行機の魅力知って」 エアレース終了で会見
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米国，欧州に比べて，「航空文化」というものがほとんどない日本において，役割は大きかったし，これからさらに，というところで終了してしまうのは残念．アメリカとかでは，ちょっとした町のイベントで，ヘリや軽飛行機の体験搭乗や曲技飛行が見られることが多い．自分で作る飛行機のキットも通販で買えて，ガレージでDIYしている．そんなところで生まれ育った人が，ドローンや空飛ぶクルマだ，と言っているのは，旅客機以外の飛行機を知らない日本人と，マインドからして大きく違うと思う．すでに，日本は始める前から遅れをとっているのかもしれない．戦前は日本だって負けてはいなかった．私が卒業した高校は，戦前の中等学校時代に，航空部があって，中高生が部活動で海軍寄贈のグライダーを飛ばしていたという記録がある．残念ながら，日本は世界に置いて行かれてしまった．
私は大学で航空機力学を教えていますが，エアレースの機体の運動を普通の人より少しは詳しく説明できると思っている．啓もうとして良いイベントだと思っていました．
結局，レッドブル以上に広がらなかったこと，パイロットも初期のころからほとんど変わらず，皆，歳をとって高齢化してしまったこと．残念な理由です．
