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中東やアフリカでは、法人という組織はあまり発展しません。あくまでも人間同士の交わりとして経済活動も政治も社会の活動も為されるので、顔の見えない企業などといったものはアテにされません。これは個々人が自立しているということではなく、むしろ逆で、部族とか村とか宗教信者の講とか、そういうものに属していることが、まず人間として必要なことであるからです。そういうものに属していてこそ、水や仕事にもアクセスできるし、結婚式や葬式もできます。企業も政党も国家も、部族や宗教信者ではないので、アテになるものではありません。
 法人が発展する社会というのは、国家が法律に基づいて個人を縛り、管理し、統治する社会です。そういう仕組みが機能していなければ、企業同士の取引などできません。そういう社会であれば、部族や宗教信者の集いに属していなくても生きていけます。何なら親戚づきあいもしなくてもいいし、村八分を恐れる必要もありません。別に中東やアフリカに決まりやモラルがないということではなく、それらは国家が管理するものではない、ということです。
 中東やアフリカでは、企業が社会の基幹になるということがなかなかできません。また、国家が強大な力で教育を行き渡らせたり、税金を集めたり、近代軍隊を創設して運営することもできません。国家が個人に介入しない社会ですが、国家や企業が生活を助けてくれることもあまりない社会です。
信頼できないもの同士がトレードする。個人の信用度を図る世界共通のスコアがあれば、そういう問題も解決しそうです。

中国ではアリババがジーマクレジットで信用スコアを構築しました。これによって、偽物を販売したり、商品をだまし取ったりという人がなくなりました。それだけではなく、マナーも良くなった。

タンザニアにはM-Pesaという電子マネー送金決済がある。それを活用したクレジットスコアリングで個人の信用度を測定したらいいかもしれません。
近江商人の「三方よし」と同じだと思います。
自分の儲けを考えるならば、まず相手にどんな得があるかを考え、それだけではなく、世間にどんなメリットを与えられるかまで含めて、はじめて自分の得になるという考え。自分よし、相手よし、世間よしの三方よし。
世間が未来の顧客たる相手になるわけですから当たり前なんですけどね。
人間のパラドックスみたいなもので、誰も信用できない環境に置かれると、強固な信頼関係を築くことができます、逆にみんないい人みたいな環境下では、結果的に心から信頼おける相手を見つけられなくなれます。
まさに「情けは人の為ならず」だね。情を人にかけておけば,巡り巡って自分によい報いが来るということが、ソーシャルによって可視化され、加速してる。

『だから結果として起きることは「親切合戦」なんです。』
おー小川さん教授になられたんですね。おめでとうございます!
学者としての実力はもちろんですが、個人として恐ろしい洞察力を持つ小川さんの本では、博士論文を基に書かれた「都市を生き抜くための狡知」もばつぐんに知的に面白いのでおすすめです。タンザニアのマチンガの研究ですが、これを読めば、アフリカの商習慣のベースになっている考え方がよくわかるかと思います。
独特の商慣行というか社会慣行というか…しかし、人間としてはこちらの方が自然なんだろうな、という気もします。

ビジネス、プライベート、パブリックが切り離されていることで成り立つ部分も確かにあるのだけれど、違和感も否めない。
米中の最先端ビジネスモデルばかり追っていると合理的なことが全てと勘違いしそうになります。合理的で「もっとこうすればいいじゃん」とアドバイスしてしまいますがローカル経済の成立は背景の積み重ねを理解することがとても大事です
いつもながら面白い...
この連載について
まるで預言者(プロフェット)のように、新しい時代のうねりをいち早く紹介するNewsPicksのインタビュー集。本質を見抜く視点を毎週つむいでゆくことで、ちょっと先の未来を覗こう。