「誰も信頼できない」のに成功するための仕組み

2019/9/11
中古車を母国に輸出したり、ブローカーとして働いたりすることで月200万~300万円を稼ぐ香港在住のタンザニア人たち。
しかし、いつ車が売れるかは見通せず、仲間に裏切られたり、当局の取り締まりにあったりして、収入がゼロの月もある。
少しでも安定したビジネスを展開していくために彼らはSNSを活用した独自のプラットフォームを作り上げている。
さらに、極限まで不確実な環境で生きる彼らは、このビジネスツールを発展させて、助け合いが儲けに結びつく仕組みを構築している。
このシステムが作り出す社会とは。
『チョンキンマンションのボスは知っている: アングラ経済の人類学』(春秋社)の著者で文化人類学者の小川さやか氏に聞く。
ビジネスのプラットフォームは「普通のSNS」
──不確実な環境で働いているタンザニア人たちが、連携してビジネスを行うことはあるんですか?