[ドバイ 9日 ロイター] - 関係筋によると、サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコが計画している新規株式公開(IPO)では、JPモルガン<JPM.N>、モルガン・スタンレー<MS.N>、ナショナル・コマーシャル・バンク<1180.SE>が主幹事に選ばれる見通し。

また、シティ<C.N>、ゴールドマン・サックス<GS.N>、HSBC<HSBA.L>、サンバ・フィナンシャル・バンク<1090.SE>も、IPO関連業務に関与する可能性が高いという。

アラムコは2020─21年までに株式の最大5%を放出する準備を進めており、世界最大のIPOになるとみられる。アラムコは現在、IPOへの関与を希望する金融機関と面談を行っており、数日中にも正式に指名する見込み。

関係筋によると、アラムコはまずサウジ国内の証券取引所に年内上場し、その後海外上場を目指す意向とされる。ただ、海外の上場先としてどこが選ばれるのかは、まだはっきりとしていない。

サウジのエネルギー相に就任したアブドゥルアジズ・ビン・サルマン王子は9日、アラムコのIPOについて就任後初めて見解を示し、「できる限り早期」のIPOを目指すと述べた。

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