学校改革のカリスマ 工藤勇一校長が「オルタナティブスクール」を語る
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このテーマ、この人に絶対聞いてみたい、というインタビュー。学校改革で全国の注目を集める麹町中工藤校長に「オルタナティブスクールって、どうですか」を聞きました。
工藤さんが一貫してといつづけているのは「学校は子供たちに何を提供すべき存在なのか」。その目的が重要であって、オルタナティブ教育か既存の学校かの手段が目的になってはいけない、と。定期考査はほとんどの学校で細切れに行われています。評価のためであれば学年末にやれば十分なはずなのに。
なぜそうしないのかと尋ねると、
「生徒が勉強しなくなるから」
と。
一夜漬けの勉強で「勉強した」と言えるのか。
どうせ定着もしないのだから学力も伸びません。
本来授業は、学習内容を定着させ、それを社会生活に生かそうとするためにやっているのだから、定期考査を廃止するのは本当に利にかなっているのです。
こんなことを思いながら、台風で休校の今日は、考査問題作りに勤しみます。中学校、高等学校の時期の教育は、本当に大事だと思う。国家の基盤はやはり教育であり、常に本質的な問いかけを繰り返し、進化して行く必要があると思う。それに対して、日本は戦後の教育からずっと変化してきていなかった。問題が起こると、誰かの責任にする体質や、手段が目的になってしまい、柔軟な発想が出来ない大人が増えてしまったのは、本当に残念に思う。