【必見】失敗こそ、「最高の学び」だ

2019/9/21
本の要約サイト「フライヤー」とコラボし、毎週土曜日に話題のビジネス本の要約をお届けする「10分読書」。短時間で本の中身を学ぶことができ、現代のビジネスパーソンにぴったりの内容になっている。
ぜひ、週末のひとときで新たな知識を手に入れてほしい。
「あの企業は上場を果たし、新店舗を続々出している」
そう聞くと、経営も順風満帆だと思うだろう。しかし、内実はそうとは限らないこともある。
かつては業界をリードしていても、破綻した企業も少なくない。
今回の本は、中堅・中小企業23社の破綻の事例を通じて、経営における「失敗の定石」を明らかにしていく。
失敗は、一つの判断ミスから起こる。
事象を細分化して突き詰めていけば、どこがその原因になったかという転換点を特定できるはずだ。
人口減少が本格化する今、企業間での顧客の奪い合いは激化していく。経営者は変化に対応すべく、あらゆる経営手法を見直す必要に迫られることだろう。
しかし、経営の方向転換にはリスクが伴う。それを軽減するためにも、他社の失敗事例を学ぶことはますます重要となるだろう。
特に企業の経営に関わる人には、自社の状況を振り返りながら熟読してほしい。

会社に「不可欠な職種」

優れた業態を生み出しても、内実が伴わなければ経営不振に陥る。この事実を教えてくれるのが、ピザ店「Napoli's PIZZA&CAFFE」の運営などをしていた遠藤商事・ホールディングスだ。