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整理しましょう。為替は市中の貨幣量と相関関係があります。まずアメリカを見ると、FRBにより資産売却は止めるとのアナウンスがありました(貨幣量にはプラス)、また、これからの利下げは高い確度で見込まれています(貨幣量にはプラス)。

一方の欧州、マイナス金利継続で、さらにドイツのリセッション入り懸念から量的緩和が議論されています(貨幣量にはプラス)。

そんな中で我が国は金融緩和継続も、消費増税で財政の引き締めを図ろうとしています(貨幣量的にはマイナス)。さらに政府の財政出動にも財務省は消極的で、貨幣量を増やす政策は議論されていません。

このような状態を鑑みると、円高にならない方がおかしいとすら言えると思います。
リーマンショックの2008年のドル円相場は103円、2010年を100とした実質実効為替レートは89でした。今年7月は、それぞれ108円と77(日銀統計)。
実質実効為替レートは貿易に使う上での円の実力です。通貨の種類も絡みますが、要は、インフレ率の差を調整した実力です。ドル円相場が1ドル100円、ハンバーガーが米国で1ドル、日本で100円だったとします。日本のハンバーガーが100円のままで、インフレの米国で2ドルになったとすると、100円玉で米国のハンバーガーは半分しか買えません。1ドル50円まで円高が進んで実力は同じです。
インフレ率が低い円は、強くなり続けるのが宿命です。2008年と比べると、実力的には90円台前半でもおかしくありません。2012年の平均は1ドル80円、実質実効為替レートは100程度でした。あの当時の“行き過ぎた円高”なら、1ドル60円台も理屈の上で成り立ちます。
リーマンショック後の急激な円高で1ドル80円まで進んだ相場が、2013年4月までの僅か半年で100円になりました。その後100円前後で一進一退を繰り返し、2014年10月末の追加金融緩和であっと言う間に120円を超えました。異次元と日銀自身が言うほどの量的緩和である意味で実力以上の円安局面を急激に作ったわけですが、リスク資産を抱えて日銀のバランスシートがGDPの100%を大きく超える傍ら、アメリカのFRBは2割弱、ECBも4割強程度に止まります。バランスシートを膨らませ過ぎた日銀が、この先、極端な量的緩和で各国の中銀を凌駕出来なくなれば、円は“実力”に応じた相場に戻るはず。1ドル80円だったのは僅か7年前で、それ以後も、日本のインフレ率が諸国に比べ相対的に低い、つまり円高が進む環境そのものは変わっていないというのも事実です。
今ある情報はすべて今の為替相場に織り込まれていているので、今ある情報では先が読めないというのが有力な理論の一つです。僅か半年で20円も円安に振れる局面をアベノミクスの中で2度も経験したドル円相場。大きな声では言えないけれど、結局のところ、今の相場を前提にして、前後にどの程度触れるか感覚で語るしかないというのが多くのエコノミストの皆さんの実感じゃないのかな。そうじゃない、と怒られるかもしれないけれど (^^;
本稿の1枚目のドル円チャートは今年1月からのものですが、もう少し長めに見た場合、2017年初以降、先日もあったような瞬間的な破れが複数回あったのを除いて105-115円のレンジ相場を継続中。

足元では底堅さが出て、年末にかけてレンジを崩さずにむしろ110円を付けるかどうかというのが、個人的には妥当な線ではないかと見ています。「大幅な円高になる可能性」が懸念される時、単純な理路通りに動いてくれれば気が楽なことはないですが、大抵の場合は外されますから、少なくとも投資家にとっては一つのシナリオに固執するのは避けたいですね。
為替予測は一番難しいジャンルだなと思います。理論価格を算出モデルはいくつかありますが、これ!という説明力の高いものが…な現状。コーポレートファイナンス分野では、企業の為替ヘッジに関する研究があるのですが、生産場所を移すなどは起きても、先物ヘッジなど金融プロセスでの対応は結局はいってこいが多く減っているなんてのも見たような… 。今は円高でも、正確に予測するより、これはずっと続くと思わず、長期的ヘッジな心構えがビジネスでは必要に思います。
為替ストラテジストの方々は、円高派と円安派が首尾一貫している方が多いので、ポリシーを感じられます。
円は資本の逃げ先として利用されやすい。
リスクが高くなり、一時投資しないときには円を買い、また投資したいときには円からドルに換え、投資していく。
円レートは常に大きく上下する。
それを逆手にして両替の際の手数料を10%にすれば、日本銀行も儲かるし、円の安定にもなる。
安倍先生に早く円両替税を導入すべき。
要素としては円高になる要素が増えている。以前からコメントしているが、経済規模という観点で米国・ドルの方が大きいため、究極的にはそこの動向に左右される(米国が緩和的なら日本が緩和的になっても米国の緩和圧力の方が大きい)というのが円の宿命だと思っている。
利下げも始まった中で、むしろここまで105円を保ち続けているあたりが気になっている。既にCFTCのドル円ポジションも円買い寄りになっているのに、割り込まない。
https://www.investing.com/economic-calendar/cftc-jpy-speculative-positions-1614
ECBとFRBの動向が為替相場を動かしていましたが、これに加えて、トランプ発言が市場のボラティリティを膨らませるようになっています。瞬間的には100円をつけることも。さすがに100円割れはないとは思いますが。トランプさんの連射砲もあります。
お、日興の野地さん!元同僚。
購買力平価、金利差、政治リスク等を勘案して、長期的には円高になりそうですけど、為替の予想は難しい。
この連載について
政治経済の話題に関する特別レポート