電子たばことの関連疑われる肺疾患で新たに2人死亡=米保険当局
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電子たばこの関連が疑われる健康被害の報告は急増しており、その関連が疑われる死亡例がすでに3例報告されました。
前提として、ここで紹介される「電子たばこ」は日本で売られているIQOSなどの「加熱式たばこ」とは異なります。また、日本でも「電子たばこ」が入手可能ですが、ニコチンは含有されておらず、あまり普及していません。
このような日本の状況とは異なり、米国では、ニコチン入りの電子たばこの利用が若者を中心に急速に拡大しています。健康被害や死亡例まで出現したのは、背景にこのようなパンデミックと呼んでも大げさでないほどの利用の拡大があります。
健康被害の原因は定かではありませんが、例えばニコチンとともに使用されているフレーバー成分に安全性の実証がなく、これらによる影響が懸念されています。実際には不明確なことが多く、今後の解明が待たれるところですが、ミシガン州はこれらの流れを受けて、早々に電子たばこを禁止する法案をまとめています。
今後比較的早期に原因が明らかになるものと思いますが、同時並行でミシガンと同様の流れが他州でも広がるものと推測されます。体に害があるかどうかわからない場合、専門家は積極的に体に害があるとは言えません。その状況を大丈夫なんだと思って使っている人が多くいると思います。
専門家は根拠なく発言できないため、体に害と言えないだけで、体に良いはずはないと思っています。
徐々に根拠が出てきているので、電子タバコも体に害である事を言えるようになりました。
不確かな情報に惑わされないようにしたいですね。臨床医学で最も有名な医学雑誌であるNEJMにも電子タバコによる肺障害が報告されていて医師の中でも注目を集めています。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1911614?query=featured_home