日経記者が豊田章男社長の側近に? トヨタ「奇妙な人事」が示すこと
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"トヨタ自動車本社内にある研究開発施設で8月30日午後4時50分頃、就業時間中に出火して消防車が出動する大騒動があった。
豊田章男社長は翌日31日の土曜日、予定を急遽変更して出火現場を訪れた。そのことがトヨタの自社メディアで外部にも発信している「トヨタイムズ」で報告されている。安全管理が問われる都合の悪いことでもオープンにする姿勢も感じられるが、肝心の出火元などには一切触れられていない。実は筆者の取材によると、火元は、トヨタの虎の子の技術である燃料電池だった。"
冒頭のこの部分はなるほどスクープかも知れないが、それ以外の部分はFacta特別速報が少し詳しくなったくらいの内容。
トヨタ・日経「禁断の交わり」人事
https://newspicks.com/news/4184784/
確かにトヨタやトヨタグループ企業内で起きた事故が、メディアで報じられない(報じられてもすぐに消される)ということはママあることだが、まして現在イメージを悪化させたくない燃料電池が出火元とあればなおさら、なのかも知れない。
"他紙との相対評価ではあるが、企業報道ではこれまで定評があり、特ダネでも企画記事でも日経報道を読めば、ある程度の「本質」が見える部分があった。"
昔はそうだったのかも知れないが、最近では政府や企業のプレスリリースを代わりにやるような記事も多い印象があり、日経の特ダネで評価される様な記事が思い浮かばない。
むしろ、本誌では好きなことが書けないからと、「Facta」や「選択」、などで日経記者が書きたいことを書いていると聞きます。(実際、この2紙はトヨタ批判の記事が定期的にある)
"日経の記事の背後には、現場の記者の地べたをはうような取材があり、企業から恐れられながらも尊敬もされる記者が一定数いたことは間違いない。"
以前は私程度の人間でも付き合って頂いた日経記者にもさすがと思う人がいたんですが、気づけばみんな辞めてしまいました。最近お付き合いしている記者は、新しく担当になったという人ばかりで、1バレルは何リットルかという話から説明しなければなりません。
こういう記事の時だけ、「天下の日経」みたいに持ち上げるのもどうかなという気がします。井上さんの記事です。同様のことを憂いている方はトヨタ内部にもいらっしゃいます。
取材対象である企業とメディアの関係が改めて問われていると思います。お互いに立ち位置が異なっても緊張感を持って、日本のクルマ社会がより良くなるよう努力しなければならないと思います。
トヨタイムズの記事をあげておきます。
http://toyotatimes.jp/index.html経済誌の『FACTA』が2日、いち早く「号外速報」として配信していました
【参考】トヨタ・日経「禁断の交わり」人事
https://facta.co.jp/article/201909053.html