[ローマ 5日 ロイター] - イタリアのコンテ新政権は5日、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]や中興通訊(ZTE)<0763.HK> <000063.SZ>などが関与する第5世代(5G)移動通信網を巡る企業案件に対し、政府が特別権を行使して規制を強化することを了承した。

この特別権は「黄金権限」と呼ばれ、7月に成立した法律に基づいて運用される。政府は声明で、長江和記実業(CKハチソン・ホールディングス)<0001.HK>傘下の通信会社ウインド・トレとファーウェイが結んだ案件などについて条件を課したことを明らかにした。

5Gを巡ってイタリアの特別権が中国企業に及ぶのは初めて。関係企業からのコメントは得られていない。