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2.逮捕されたデモ参加者の釈放
3.デモを「暴動」と認定したことの撤回
4.警察の暴力に関する独立調査委員会の設置
5.行政長官ら香港政府責任者の辞任(普通選挙の実施を求める声も)
5の要求については、いくつかのバーションがあります。明確なリーダーが存在しない運動のため、5大要求に関するポスターや声明も複数出回っているためです。
リーダーの逮捕や組織の分裂を避けるために明確な組織体を作ってこなかったのは香港人の知恵だったけれど、要求の一部が通ったときにどう行動するかは、リーダーがいないために一枚岩の意見を出すことは難しいでしょう。
これでデモをやめようという人もいれば、5大要求全てを通すべきと考える人もいる。日本ではあまり注目されていませんが、警察の暴力に対し、独立調査委員会の設置を求める声は非常に強く、今回の香港政府の動きでデモが収まるかはまだわからないと思います。
この香港行政長官、きっと自分の首を賭けて、北京と対峙したんだろうなぁ…と思います。
まずは香港民衆サイドに変化が起こるかだ。つまり抗議者たちは、現在は5つの要求を掲げている。逃亡犯条例の完全撤回は、その一つに過ぎない。これでは不十分だ、あくまで5つの要求の全てに応じるまでデモは終わらせないと考える人もいるだろうが、抗議者の中には引き際も肝心であり、とりあえず当初の目標である逃亡犯条例の撤回を勝ち取ったことで、良しとする向きもあるだろう。そのようにデモ隊の内部で二極化が起こるかどうか・・これが最初の注目点だ。
二つ目は、中国政府の今後の対応と、今回の完全撤回の理屈付けだ。フランスの黄色いベスト運動でも明白なように、権力者側が何かを妥協する場合、次から次に妥協に迫られるような妥協の仕方は回避しなければならない。妥協は、あくまで1回きり、次はないというアメと鞭が必要になる。つまり、これ以降の中国政府は逆に強硬に出てくる可能性もあるのだ。その点を注目する必要があるだろう。
5つの要求がある中で、逃亡条例改正案撤回だけなのか。
あとの4つについても何らかの対案が出てくるのか。
もしあとの4つはゼロ回答だという意思表示であれば、さらに混乱を招く可能性がある。
北京政府をバックに控えた香港政府、リーダーが水面下にいると言われるデモ組織側、どちらも交渉の当事者として中途半端なので、果たして事態前進があるのか、期待を持って見守ります。
行政長官と北京との間でどんなやり取り、攻防があったのかな。。。
自由の母と呼ばれるか、中央の犬と呼ばれるか。。。歴史的な境目。
行くところ行くと、命まで心配。