[3日 ロイター] - 米ボストン地区連銀のローゼングレン総裁は3日、米連邦準備理事会(FRB)が追加利下げを行う差し迫った必要性はないとの見方を改めて強調した。

総裁は当地での講演で「消費と雇用が比較的健全な状態にある限り、さほど懸念していない」と述べた。

さらに、短期金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は現在、既に年2.00─2.25%まで下がっており、下限が0%に到達するまでの利下げ余地はさほどないと説明。「物価は非常に安定しており、労働市場もかなり引き締まっていると思う。そうした状況で残された貴重な利下げ余地を使いたくない」と語った。

同総裁は7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに反対票を投じた2人の当局者のうちの1人。