[香港/成都(中国) 3日 ロイター] - 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]は3日、大学の研究費に年間3億ドル以上を支出すると表明した。

同社の徐文偉(ウィリアム・シュー)戦略研究院院長が、中国の成都で開催された同社のイベントで明らかにした。

同社は米国の禁輸措置で打撃を受けている。

マサチューセッツ工科大学(MIT)は今年、ファーウェイが制裁違反の疑いで米連邦当局の捜査対象となったことを受け、同社との協力関係を打ち切った。英国のオックスフォード大学も昨年、ファーウェイからの資金の受け取りを中止した。

同院長は、ファーウェイとの関係を停止した研究機関はごく一部だとし、同社を歓迎する研究機関に資金を振り向けると述べた。

同院長は「この金額(年間3億ドル)は増加の一途をたどる。ここから減少することはない」と述べた。