[パリ 2日 ロイター] - IHSマークイットが2日に発表した8月のフランス製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は51.1となり、景況拡大と悪化の節目とされる50を上回った。7月の49.7から上昇し、速報値の51.0からも上方修正された。生産と顧客の需要が持ち直した。

8月は新規受注指数が50を上回ったばかりでなく、約1年ぶりの高水準を記録。将来の製造業の活動にとって前向きなサインとなった。

IHSマークイットのエコノミスト、エリオット・カー氏は、現在の生産が過去6カ月で2度目の増加となったことを指摘し「他の欧州諸国が苦戦する中、仏製造業が底堅いことを示している」などと述べた。