サンダース上院議員、米国民の医療債務の帳消し提案
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注目のコメント
社会主義者とも呼ばれるサンダース上院議員による
『医療債務の帳消し』。
まずは、その財源はどこから来るのかが一番の問題だが、そこには言及はしていないようだ。
確かに、米国では医療費による自己破産は多い。
しかし、この問題は非常に根が深く、様々な要因から高騰している医療費・保険費に目を向ける必要がある。
また、実際に生活保護(Medicaid)を授与している患者は医療費は非常に少なく済んでいることも事実なのである。
肥満過ぎて、『腰と膝が痛いから働けない』と障害者(Disability)の認定を受けて、生活保護(Medicaid)を受ける患者。
必死に働きながら、ぎりぎり生活保護(Medicaid)を需給できない収入で、保険が賄えずに無保険な状態で病に倒れる患者。
『健康は自己責任か』
という倫理的な自問自答、
医師として、公衆衛生の観点からの答えは【否】であるべきだが、アメリカにいると、日々この概念までが揺さぶられる。アメリカの医療費が高いのは周知のこと。とにかく至れりつくせりで、高いのも当然のようです。
アメリカで交通事故に遭い、重体だった同僚がいますが、手厚い医療で、医師として復帰できました。当人の弁によれば、日本だったら復帰できなかったろうということだそうです。
日本の医療は安いのですが、内容も貧弱なので、それなりです。
自助努力が徹底しているのを羨ましく思うこともあります。
入院費が高いので、盲腸の手術は翌日に這ってでも退院し、糸は自分で抜く。
医療費を下げて、しかし、内容も下げるというのはアメリカ人の頭にはないと思います。