フォアグラ化するスタートアップ 調達額は適正か
日本経済新聞
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これはデータで本当かどうか、例外がどの程度あるか実証するに値する命題。
・VCからの調達額が最も多かった企業は、調達額が少なかった企業よりも上場後に株価が伸び悩む傾向にある。
・現に、調達額が最も多かった企業の大半は長期的な成長を達成できずにいる。
・出口での評価額や時価総額が大きかった企業には、VCからの調達額が1億ドル未満だった企業が多く含まれている。
・未公開企業による大規模な資金調達が一般化し、そして過度になるのに伴い、資金力の豊富な投資家から多額の出資を受けた企業のリターンは小さくなっている。
・潤沢な出資を受け、上場後も成功している米フェイスブックのような例外は、存続企業のみを対象にすることでデータが偏る「生存者バイアス」により大きな注目を集める傾向がある。昨日の記事ですが、気になったのでピックしておきます。
この話は調達額が多いと、上場後の株価のパフォーマンスが芳しくないということを言わんとしていると思います。
ただ、公開前の大型調達→上場後の低パフォーマンス、という因果関係を示すのか、逆に、効率的とは言えないビジネス→公開前調達額の巨大化→上場後もすぐに事業モデルが確立できない→株価パフォーマンスがさえない、という因果なのか、個別に検証する必要を感じました。