菅直人元首相 「反対はカッコ悪い」という現代若者気質に嘆き
デイリースポーツ online
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そもそも「賛成」「反対」を「格好良い」「格好悪い」と捉える思考に強烈な違和感を覚えた。そうした判断は髪型や洋服のようなファッションではない。しかし、学生時代を「反対」というファッションに身を包み、活動家として育った菅直人の視点で見れば、この表現は違和感を覚えないのだろう。
菅直人の視点で考えるとき、東大先端研の玉井先生がツイートで使った「造反有理」という言葉が参考になる。菅直人のような活動家は、議論を重ねた上で「反対」を訴えたわけではなくて、単なる「造反有理」の運動だった。
たとえば菅直人は1991年のPKO法案の採決の場面で、副議長から降壇を命令されたが、その命令を無視し続け、衛視から強制的に排除された。四半世紀近く経った後、菅直人は責任ある首相という立場でPKOに派遣された自衛官に感謝の言葉を述べた。この180度意見が変わった理由は何だろうか。
その理由は、菅直人のような活動家は、議論を重ねた上で「反対」を訴えたわけではなかった、単なる「造反有理」の運動だった、ということではないか。活動家は「反対」と称した「造反有理」の運動で国会や、社会の秩序を破壊した。こうした菅直人のような活動家が「反対」に対するその他大勢の失望を買って「反対」を「格好悪い」ものに変えてしまったのではないか。