子宮頸がんワクチン 4割余「接種決めかねている」 厚労省調査
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HPVによる癌の92%を予防できるとされているワクチンの利益
薬である以上副作用(副反応)がゼロではない ものの、接種部位の疼痛以外には、大きな副反応は因果関係もはっきりしていないワクチンの害
公衆衛生を考えると積極的推奨に戻して良いと考えます。
ただし、風邪薬を飲んでも命に関わる副作用は出る可能性があるのと同様で、個人の接種については強制されるべきものでもありません。
丁寧にわからないことを解決していく必要性が我々医療者にはありそうです。100%安全なんてことはこれに限らずないわけですが、国際的にも科学的にも接種が推奨されているのに、反対派の意見だけ強めに載せているのはちょっとなぁ…。
多くの調査が行われた結果、ここで書かれているような症状との関連性は証明されず、接種しなくても同様の症状を呈している方も一定数あるということは報告されています(100%関連がないという話ではないけれど、関連性を証明できなかった)
産婦人科学会の声明は以下です。
せめてこういう論も併記してほしい。
http://www.jsog.or.jp/modules/jsogpolicy/index.php?content_id=4WHOやCDCなどの見解は一致しており、HPVワクチンは安全であるという声明が出されています。
HPVワクチンは2006年に承認されてから2億7000万人以上に接種されてきましたが、他のワクチンと比較して大きな副反応や独自の副反応はない、と考えられています。
HPVワクチンは子宮頸がん以外にもHPV関連疾患の予防に非常に効果的です。
もちろん、どの薬や治療も副反応がゼロではありませんし、副反応から苦しんでいらっしゃっる方への心身とものきめ細かいケアは継続すべきですが、
厚生労働省も医療従事者も、自信をもって
『他のワクチンと副反応のリスクは変わらないこと』
『ガンの予防に非常に効果的なワクチンであること』
を丁寧に説明していく必要があるかと思います。
https://www.who.int/vaccine_safety/committee/topics/hpv/June_2017/en/