7月完全失業率、2.2%に改善 有効求人倍率1.59倍で前月から低下
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注目のコメント
今回の失業率は、労働参加率が上昇するなかで就業者数が増えてますから、非の打ち所がありません。
ただ、あくまで失業率は景気の遅効指標で、一致指標の有効求人倍率は悪化してることには注意が必要でしょう。
景気ウォッチャー調査のハローワークの方々のコメントでも、雇用悪化の兆候が垣間見れます。完全失業率が2.2%なのに、最低賃金1,000円を国としてボトムラインに出来ない日本の雇用環境が良いとは一概には評価出来ませんね。
求人が多い業種と、労働者が働きたい職種のミスマッチが大きいとも言えるのかもしれません。
先日、某大手の派遣会社の方と話していたら、今はもういわゆる一般事務という仕事は無くなりつつあるそうです。高橋洋一氏の試算ではNAIRU(インフレを加速しない失業率)は日本では「2%台半ば」ということですが、そろそろ半ばというより前半という領域に入ってきましたね。本当に賃金上昇に入るんでしょうか。