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意外と適切な指摘だと思います。中国が「守から攻へ」と態度を一変させたとは、僕も感じているところです。稀に見るバカな大統領をトップに置いてしまったアメリカですが、それも(残念ながら)一定程度、アメリカ国民のレベルだと見ていいでしょう。彼に退任してもらうのが望ましいと考えていた中国も、今では「必ず退任に追い込む」という、強い決断に転換しているようです。商売の交渉と国家間の外交を同じだと考え、軽率な振る舞いを続けるトランプ。それに相乗りした共和党には、今後厳しい世論の鉄槌が待っているのかもしれません。

貿易赤字が国家の致命傷となりえる議論はもはや時代錯誤です。赤字を補填する海外からの資金流入は延々と続き、今は中国がその一端を担います。ところが、大量の米国債を保有する中国も、そう簡単に米国債を売りさばけるものではありません。形容するなら、中国は「貸し倒れ」に怯えながら米国人の消費を支え続けるしかない状態でもあるのです。貿易赤字は米国の強さの象徴でこそあれ、今すぐ無理やり修正すべきものではありません。そのカビの生えたロジックをわざわざ対日貿易赤字の頃の記憶から引っ張り出し、壁を建設したり移民を排除したりして、国民の怒りを外に向けて煽ろうとする姿勢は、「偉大だったアメリカ」の政治家として、最悪水準だと言えます。