[29日 ロイター] - フランス国立統計経済研究所(INSEE)が発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)確報値は前期比0.3%増と、前回発表値の0.2%増から小幅に上方修正された。

企業投資が増加し、個人消費の鈍化を一部相殺した。

第1・四半期のGDPも前期比0.3%増だった。

輸出依存度の高いドイツ経済は第2・四半期に前期比0.1%のマイナス成長を記録したが、フランス経済は相対的に底堅く推移している。

第2・四半期の個人消費は0.2%増。第1・四半期は0.3%増だった。

物価上昇で家計の可処分所得が0.2%減少した。第1・四半期は低所得層向けの支援策を背景に可処分所得が0.8%増加していた。

企業投資は0.9%増加し、個人消費の鈍化を一部相殺する形となった。企業の利益率が33.1%と2008年半ば以降で最高になったことが背景。

第1・四半期の企業投資は0.6%増、利益率は32.6%だった。

INSEEは7月の個人消費が前月比0.4%増加したことも明らかにした。市場予想は0.3%増だった。