コワーキングのWeWorkがライバルのSpaciousを買収
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日中空いているレストランをコワーキングスペースとして提供するSpaciousがWeWorkに買収されました。
以前使ったことがあるのですが、高級なレストランを選んでいるようで、家具や雰囲気もよく、とても仕事がしやすかったです。Spacious側で、高速Wi-Fiやコーヒー等も用意しており、一定の質を担保していました。
一方で、フォンブース(電話のためのスペース)がないため、ビデオ電話の会議がしにくかったり、大体のスペースが4-5時に閉まるなど、オフィスの代替として使うには不便な点が多すぎました。
ニューヨークとサンフランシスコで利用可能でしたが、先日サンフランシスコのオペレーションをストップしていたので、Spacious自体がすごくうまくいっていたわけではないと思います。
今回の買収もアクハイヤー的な要素か、Spaciousの事業的にWeWorkの資金力が必要になった部分が大きそうです。たまに打ち合わせでWeWorkに行くのですが、知らない人がたくさんいるので、利用者じゃない側からするといまいち落ち着かない印象があります。普段利用している方なら慣れているのかもしれませんが、なんだかお金も払っていない外部の人間がお邪魔しちゃってすみませんと感じてしまいます。打ち合わせは喫茶店が良いなぁと思ってしまいます。
違う層の顧客を獲得できるという狙いが大きいかもですね。レストランやカフェがコワーキングスペースになるというアイディア自体面白い。ちなみにSpaciusは1年少し前の前回ラウンドが約30億円のValuationだったようで、Weworkにとってはそこまで大きなM&Aではなさそう、ただアイディアは面白いのでWeWorkのもつグローバルネットワークを活用してレストラン、カフェをコーワーキングスペースにするという分野で世界的にシェアを取りにいくことができるのであれば良いM&Aな気がします。