たばこ大手フィリップ・モリスとアルトリア、対等合併に向け協議
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タバコ業界の時価総額1位・2位の合併協議。両社合わせて時価総額20兆円以上…
記事にあるように元々スピンオフしていたところが元鞘に戻る文脈。2008年に分離後、米国ではAltriaが、それ以外ではPhilip Morris International(PMI)が販売を担っている。そういう意味では地域単位ではスピンオフで完全に分離したので、グローバルシェア以外に独禁法の論点は少ないのではないかと思う。それが記事の「資産売却は想定していない」という点。一方で、伝統的なタバコ事業では買収によって相互に強い地域チャネルを活用するといったこともないので、シナジーは少ないということになる。
そのなかで買収の文脈は記事にあるように電子タバコや大麻といった代替製品との競争も激しくなっていることだろう。なお、昨年Altriaが電子タバコ大手のJuulに1兆円以上の投資を行っている(①)。また大麻関連も両社投資していたと思う。
とはいえ、両社の株価が下がったことが不確実性も示唆していると思う。シナジーがない、新興領域は代替リスクもある一方で、禁止自体のリスク含めてあるし(②)、投資・買収のマルチプルも足元は高い状態。
①https://newspicks.com/news/3545009
②https://newspicks.com/news/4005056縮小市場に対して新製品打ち出ししっかりと成功させる。企業の鏡みたいな存在ですね。そして、新たに作った市場を掌握するために戦略的合併。どこまで合理的なんでしょうか。
日本でここまでできる企業は見たことありません。
悲しいかな、合理性とかないですからね、、、
嗜好品は縮小しても無くなることは無いと思います。(タバコが法律で禁じられない限り。) そういった産業はたくさんあると思うので、この例を見習ってしっかりイノベーション起こして新たな市場を作りだしていきたいですね。