[横浜 27日 ロイター] - 河野太郎外相は27日、イランのザリフ外相と会談し、2015年の核合意を順守するよう呼び掛けた。

河野外相は会談後の記者会見で、イランと米国との間の緊張の緩和に向け、日本とイランが引き続き緊密に連携していくことで合意したと表明。日本は一貫して核合意を支持する立場を取ってきたとし、イランに対し同合意を順守するよう呼び掛けたと述べた。

ただ、中東湾岸海域を航行する船舶の安全確保に向け米国が進めている「有志連合」構想についてザリフ氏と協議したかについては明らかにしなかった。

ザリフ氏は、日本とイランはエネルギー市場の安全保障と湾岸地域の安定化に特別の利害を持っているとの考えを示した。

トランプ米大統領は26日、核合意を巡る確執の解消に向け、条件が整えばイランのロウハニ大統領と会談すると発言。[nL3N25M384]ただロウハニ大統領は27日、イランに対する制裁が全て解除されない限り米国と協議は行わない姿勢を示し、対立解消の糸口はつかめていない。[nL3N25N22X]

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