渋滞、駐車場不足……モビリティの問題は「MaaS」で解決できる
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Mobility(移動)革命をリードしていきたいと思っています。単なるビジネスの転換でなく、ICT革命の時ような爆発的な新サービス・新産業の萌芽のようにそのインフラ足り得るMaaSプラットフォームを構築して、Society5.0につなげるところまでが私の未来への責務だと感じています。
今回の講座では、MaaSの概念から国内外の最新事例、そしてMaaSの未来像まで丁寧に解説しました。全7回の講義を通じて、MaaSへの理解を深めていただければ幸いです。このオープニングだけ読んだ限りで。
日本でこれを普及させる上で、鍵になるのは支払いかたと柔軟性では無いかと考えられます。
例えば沖縄のゆいレールではQRコードでの改札となっている。合わせて定額とする際、その改札をどう通る形にするかが大事です。現実的なのはスマホにQRコードを出させる形式ですが、これが使える鉄道は沖縄のゆいレール位では無いでしょうか。
自動改札機に頼らなくても最悪ある程度は何とかなるレベルの地方なら、駅員のいる改札にそうした契約をしておいて通せるようにすれば良いでしょうが、がっつりの都市部でそれをやるのは今の日本の鉄道では難しいのではないでしょうか。
また、バスなどを絡める場合、最も重要な点は停まる場所などの融通が効くことは重要になります。駅の場合はタクシー等で繋げますが、バスの場合はそこにタクシー乗り場はなく、Uber等の手配を絡める必要があります。この場合、バスが融通効かないと、平気で遅れるかもしれないし、行ってしまったということを防ぐために無理した運転を配車にさせかねません。そこで事故っては意味がありません。
そして、こういうサービスを考える上で、NAVITIMEやジョルダンなどの経路検索の会社を巻き込めるかは非常に重要です。この検索をかけた通りに予約したいからです。
MaaSを本格的に普及させるには、NAVITIMEやジョルダンなどの会社が参入したくなる形までビジョンを示すか、そこを乗っ取る位のサービスを提示する会社をライバルとして出すのが大事になるのではないでしょうか。「移動」が変わるだけじゃない。世界を変えるのがMaaSだ!ということが7回の講座を通じて実感できるかと思います。
MaaSは自動車業界や公共交通機関だけにとどまる話ではありません。そのエコシステムは想像以上に広く、可能性に満ちています。
そんなMaaSの世界をぜひご覧ください。