[ビアリッツ(フランス) 26日 ロイター] - トランプ米大統領は26日、米国は自動車に対する追加関税を発動させることなく、欧州連合(EU)と公平な貿易協定で合意できるとの考えを示した。

トランプ氏はフランスのビアリッツで開催された先進7カ国首脳会議(G7サミット)後の記者会見で「欧州は関税を望んでいないため、EUと近くディール(取引)ができる可能性がある」とし、「関税を発動させる道をとらずに、EUとディールを行える可能性がある」と述べた。

その上で、ドイツのメルケル首相の招待を受け近く訪独することを明らかにした。ただ詳細については述べなかった。

メルケル首相はこの日の記者会見で、ドイツはEUと米国ができるだけ早く合意することを望んでいると表明。「解決策を見出すことはできる」とし、「ドイツはEUの枠組みの中で尽力している」と述べた。